青森・秋田の両県にまたがる、約8000年前に形成されたブナ原生林。人為的影響を受けていないこれほど広大なブナ原生地区の例は世界的にも珍しいとされています。1993年に世界自然遺産に登録されました。
樹齢7200年といわれる縄文杉をはじめとする屋久杉で有名な、太古の原生林におおわれた自然遺産の島です。1993年12月に世界自然遺産に登録されました。
流氷が育む豊かな海洋生態系と原始性の高い陸息生態系の相互関係に特徴があり、シマフクロウ、シレトコスミレ等世界的希少種やサケ科魚類、海棲哺乳類等、重要な生息地を有します。
東京から約千キロ南にある大小約30の島々。豊かな自然をたたえ、2011年6月に世界自然遺産に登録されました。
奈良県生駒郡斑鳩町に位置する法隆寺及び法起寺の建造物群の総称。法隆寺は優れた仏教美術品を多数所蔵しており、国宝だけで115点、重要文化財では1955点にもなります。1993年12月に世界文化遺産に登録されました。
1993年に、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産となりました。通称「白鷺城(はくろじょう、または、しらさぎじょう)」と呼ばれます。1993年12月に世界文化遺産として登録されました。
794年に古代中国の都城を模範につくられた平安京とその近郊が対象地域です。寺社などから構成された、各時代を代表する歴史的建造物や庭園が集積した都市です。
飛騨地方の白川郷(岐阜県大野郡白川村)と五箇山(富山県南砺市)にある茅葺きの木造建築-合掌造りの集落群。
日本三景の一つ、安芸の宮島にある日本屈指の名社です。廻廊で結ばれた朱塗りの社殿は、潮が満ちてくるとあたかも海に浮かんでいるように見えます。
第2次世界大戦末期に人類史上初めて使用された核兵器により、被爆した建物。”負の世界遺産”とも言われます。
奈良市内に点在する寺社等の総称で、東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城京跡、春日山原生林からなります。
日光山内にある建造物群103棟とそれら建造物群及び周辺の自然環境が一体となって形成する文化的景観。「人類の創造的才能を表現する傑作」などの基準を満たし、世界遺産に登録されました。
沖縄本島南部を中心に点在するグスクなどの琉球王国の史跡群から構成されています。
和歌山県・奈良県・三重県にまたがる3つの霊場と参詣道。日本古来の神道と伝来した仏教が結びついた神仏習合思想があらわれており、神社や寺院などの建造物が自然環境と一体となって文化的景観を構成しています。
石見銀山は、山を崩さず、木を伐採せず、狭い公道を掘り進んで採掘するという点が特徴で「21世紀が必要としている環境への配慮が、すでにこの場でなされていたこと」が決め手となり登録された。国内初の産業遺産です。
東北地方のほぼ中央(岩手県南部)に位置し、浄土思想を具現化した寺院や庭園などは、仏国土を表す資産として後世に残すべきものとして、世界遺産に登録された。
日本でも有数の自然を有する富士山の麓・富士五湖は美しい景観と、パワースポットが点在するエリア。古くから日本の信仰の対象であり、日本独特の芸術文化をはぐくんだとして、世界遺産に登録されました。
群馬県富岡に設立された日本初の本格的な器械製糸の工場です。日本の近代化だけでなく、絹産業の技術革新・交流などにも大きく貢献した工場である。
西洋以外の地域で初めて産業革命を達成した、明治日本の偉業を今に残す貴重な遺産群。造船、製鉄・製鋼、石炭産業の重工業分野に西洋技術を移転する上で他に類を見ないプロセスを証明することが評価され、世界遺産に登録されました。
ル・コルビュジエが日本に残した唯一の建築作品。アジアへの影響を与えた証であるとともに、日本における近代建築運動に大きく貢献しました。
「沖ノ島」とその周辺にある「小屋島」「御門柱」「天狗岩」および、本土の「辺津宮」「新原・奴山古墳群」、大島の「中津宮」「沖津宮遙拝所」全8件の資産で構成。 大島へは神湊港よりフェリー約25分で渡ることができ、沖ノ島を望む展望台もあります。
16世紀以降の日本におけるキリスト教の伝来と繁栄、激しい弾圧と、250年もの潜伏、そして奇跡の復活、という受容過程を示す長崎の遺産群。城跡・集落・教会建築で構成されています。